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トップシード マメディアロフ アエロフロート・オープンから撤退
2/23/2009
シャクリヤール・マメディアロフは2009年のアエロフロート・オープン・イン・モスクワ(2月17〜26日)のトップシード選手だった。
5戦後彼はアレクサンダー・モイセエンコ、イゴール・クルノソフとともに首位に立っていた。
6戦目マメディアロフはクルノソフに21手で惨敗した。
マメディアロフは対戦相手のチートを告発しゲームから撤退した。
レーティング
マメディアロフ 2724
モイセエンコ 2676
クルノソフ 2602
対局後マメディアロフは分析エンジン、リブカでゲームを再現してみて、クルノソフの着手とコンピューターとの極めて近い一致を発見した。
さらにクルノソフ(レーティングでは100ポイント以上の差がある)は着手ごとに離席していた。
この結果次の正式な抗議がアゼルバイジャンのグランドマスター、マメディアロフから提出された。
To: アエロフロート・オープンの主催者 アレキサンダー・グリゴリエビッチ・バクー様へ
From: GM シャクリヤール・マメディアロフ
私の抗議について
アレキサンダー・グリゴリエビッチ様
2009年9月(ママ)22日
私とイゴール・クルノソフが対戦しました。
対局中対戦相手は一手ごとにコートを手にしてトイレに向かいました。
14手目の不正な一手のあと私は引き分けを提案しましたが拒否されました。
11手を慌ただしく指したあとの私の手に相手は迷い、リブカの第一選択手を指し、彼の勝ちとなりました。
この一連の疑惑、私の対戦相手イゴール・クルノソフの異常な行動に対し、抗議を提出し、このトーナメントへの出場を拒否いたします。
将来このような事態が起こりませんよう願っております。
Sincerely、
GM シャクリヤール・マメディアロフ
ケネス・リーガン博士による分析
結論
マメディアロフはこの対局での対戦相手の高い一致率が異常ではないことを理解せず、正式ならざる告発に至った。(訳注: このような告発はルールにさだめられていない。)
彼のメールには、リブカの第一選択手によりクルノソフが勝利したとある。これは確証バイアスが働いたことを示している。
ゲーム後のリブカによるマメディアロフのテストが、クルノソフの離席がコンピューターにアクセスしていたというマメディアロフの推測を確かなものと信じさせていた。
(目撃者の証言によると喫煙のための退席だった)
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