2018年10月23日火曜日

Icedaxで曲情報を取得する

Icedaxに
-L オプションをつけて実行しますと inf ファイルにCDDBからの情報を書き込んでくれます。

-L  オプションに 0 モードを指定すると複数の候補からえらべます。

$ icedax -device 1,0,0 -J -L 0

(中略)

3 entries found:
00: misc 020d8601 Jacques Bron / L'echarpe noire
01: rock 020d8601 Nirvana /
02: blues 020d8601 k_k_ / yyyuuyi
03: ignore
please choose one (0-3): 1 

(1を選択した場合。)

AUDIOtrack pre-emphasis  copy-permitted tracktype channels
      1- 1          yes              no     audio    2
Table of Contents: total tracks:1, (total time 57:42.65)
  1.(57:42.65)

Table of Contents: starting sectors
  1.(       0), lead-out(  259715)
CDINDEX discid: thSwo_wriccWuxTRXZPsdEDVFt8-
CDDB discid: 0x020d8601 CDDBP titles: resolved
CD-Text: not detected
CD-Extra: not detected
Album title: '' [from Nirvana]
No media catalog number present.
T:  1 ISRC: TC-JCA-12-351:<

track  1 has 4 indices, index table (pairs of 'index: frame offset')
 0: N/A    1:     0  2:143492  3:161797  4:207029



(注:
pre-emphasisがyesになっていますが、これはニルバーナのアルバムにプリエンファシスがかかっているという意味ではありません。あくまで挿入したCDに関する情報です。

 icedaxはTOCの情報などからDiscIdを計算してくれます。

CDINDEX discid: thSwo_wriccWuxTRXZPsdEDVFt8- が
MusicBrainzから検索するためのDiscid

CDDB discid: 0x020d8601 が
CDDBから検索するためのDiscid



この例のようにトラック数が少ないと複数のデータにヒットします。
また復刻版なども複数のエントリーが表示されることがあります。

同じCDをAudexでリッピングにかけますと




のように選択画面が出現し

仮に2番めの項目を選びますと



このように曲情報がつけられます。



ちなみにジョイス・ハットー スキャンダルが明るみに出るきっかけに、CDDBが一役かっているそうです。

2018年10月21日日曜日

Sox コマンド

Soxコマンドを使えばプリエンファシスがかかったままリッピングしてしまった音声ファイルを、
事後であってもデエンファシスできます。

ただワイルドカードを使ってディレクトリー中のすべてのファイルを処理する簡単な方法がわかりませんでした。

http://shimaphoto03.com/program/sox/

にシェルスクリプトの例があるのですが、私にはチンプンカンプンでした。

シェルスクリプトの勉強が必要で、それなら一行コマンドを書いてVimで編集したほうが楽な気がします。

Haskellなら次のように極めて直感的に、かつ短く書くことができます。




listDirectory がないと言われたら、

$ cabal install 'directory-1.2.5.0' -v

注:デジタルフィルターによるデエンファシスはもとのデータを書き換えてしまいます。
またノイズ低減効果も失われます。
ただし聴覚上の差はないとされています。

2018年10月19日金曜日

反則

角や飛車を動かそうとして、手にとって、気が変わって、戻そうとするも、元の位置がわからなくなり、結果、反則の位置に置いてしまうことは、よくある。

2018年10月16日火曜日

Milgram-Obedience to Authority

The military training area is spatially segregated from the larger community to assure the absence of
competing authorities. Rewards and punishments are meted out according to how well one obeys. A
period of several weeks is spent in basic training. Although its ostensible purpose is to provide the
recruit with military skills, its fundamental aim is to break down any residues of individuality and selfhood.

2018年10月12日金曜日

プリエンファシス

一部のCDにはプリエンファシス処理がなされているものがあります。
これをアサンダーやオーデックス等のリッピングソフトで取り込みますと、プリエンファシスがかかったまま記録され、これを再生しますとハイ上がりのバランスの悪い音となってしまいます。

cdparanoia に -vsQ オプションをつけて実行するとTocの情報が取得でき、プリエンファシスのかかったトラックを調べることができます。

$ cdparanoia -vsQ 2> a

結果は標準エラー出力に出ますので、 リダイレクトするときは上記のように。






pre欄が yes になっていますのでこのトラックにはプリエンファシスがかかっていることがわかります。

icedax に -T オプションをつけて実行しますと、プリエンファシスを外してリッピングできます。

https://wiki.hydrogenaud.io/index.php?title=Pre-emphasis

によりますと、

Most major-label CDs with pre-emphasis were manufactured in Japan in the early and mid-1980s. Relatively recent forum posts indicate that pre-emphasis is still used on newly manufactured CDs by some indie labels, mainly for classical titles.
だそうです。

プリエンファシス処理されたCDは少ないのですが、
そのことが逆に問題をややこしくしています。
もう少し数が多いとリッピングソフトも対策してくれるはず。

Windows用のソフトにはあるようです。

さらに厄介なのが一旦リッピングしてしまうと元のCDがプリエンファシスされていたかどうか全くわからなくなるということです。
(
これはWavファイルにプリエンファシス・フラッグを立てるフィールドが存在しないことが原因です。

聴覚チェックしかありません。
(
icedaxは inf ファイルを出力し、そこにはプリエンファシス情報が書き込まれます。
ただし各メディアプレーヤーが inf ファイルをどのように利用するかは不明。

infファイルの例

$ cat audio_01.inf
#created by icedax 1.1.11 10/14/18 16:14:30
#
CDINDEX_DISCID= 'GsmGXkLkQMUurjFtbeahb48H38Y-'
CDDB_DISCID= 0x4d126105
MCN=
ISRC=                
#
Albumperformer= ''
Performer= ''
Albumtitle= ''
Tracktitle= ''
Tracknumber= 1
Trackstart= 0
# track length in sectors (1/75 seconds each), rest samples
Tracklength= 88950, 0

Pre-emphasis= no



ちなみに手持ちのCDのうち、
BISの2枚がプリエンファシス処理されていました。
また
Sound eXchange (SoX)
というツールを使えば事後であってもプリエンファシスを外すことができます。
https://senjounosantafe.blogspot.com/2018/10/blog-post_21.html


あるCDの同じトラックをaudexとicedaxでリッピングして比較してみた。 片方はプリエンファシスがかかったまま。片方はプリエンファシスを外して。
区別はつかなかった。これは困った。
知らずに聞かされれば気が付かないだろう。


今回聴いてみたのはフルート、チェロ、チェンバロの合奏曲。

曲調によっては大差ないということか。

梵鐘や、ブロッホのチェロ協奏曲も聴いてみたが、やはり同じ結果だった。
シングル一発のシステムでは気にしなくていいようだ。

適切にデエンファシスできていないのでは? との疑問も残るが、
どちらにしても「ハイ上がりの聴くに耐えない音」ではけっしてないので、問題なし。

少し長いですが、Soxコマンドのマニュアルを引用します。

deemph Apply Compact Disc (IEC 60908) de-emphasis (a treble attenuation shelving filter).
 Pre-emphasis was applied in the mastering of some CDs issued in the early 1980s. These included many classical music albums, as well as now sought-after issues of albums by The Beatles, Pink Floyd and others. Pre-emphasis should be removed at playback time by a de-emphasis filter in the playback device. However, not all modern CD players have this filter, and very few PC CD drives have it; playing pre-emphasised audio without the correct de-emphasis filter results in audio that sounds harsh and is far from what its creators intended. With the deemph effect, it is possible to apply the necessary de-emphasis to audio that has been extracted from a pre-empha‐ sised CD, and then either burn the de-emphasised audio to a new CD (which will then play correctly on any CD player), or simply play the correctly de-emphasised audio files on the PC.
 For example:
 sox track1.wav track1-deemph.wav deemph

「sounds harsh」
とあるが、プリエンファシスの有無にかかわらず高音のきついCDは沢山あります。

車あるんですけど…?

車あるんですけど…? 外国人の将棋マニア感動!羽生善治〔秘〕将棋クラブ&将棋飯
2018年10月16日(火)  17時29分~17時58分 奈良TV

藤井聡太七段が食べる“将棋飯”!日本刀で作る数百万円の将棋盤!羽生善治を育てた(秘)将棋クラブ!将棋マニアの外国人が美人女流棋士と巡る将棋堪能ドライブ!
出演者
ナレーション
マキタスポーツ 
ドライブゲスト
竹俣紅(女流棋士)

何週遅れなんだか。


2018年10月1日月曜日

光学ドライブ

Linuxを使っていると光学ドライブを使うことはほとんどない。
CDのリッピングくらいだ。今はOSのインストールもUSBメモリーから行うのが普通になっている。

でFMVノートで、あるCDのリッピングをしようとしたのですが、TrisquelにはAsunderのパッケージが用意されていない。
Rythmboxでもリッピングできるそうなのでインストールしてみた。

うんともすんともいわない。音楽CDそのものを読み込まないようだ。
データCDは読み込むのに・・・

(
CD-ROMとは異なり、CD-DAではセクタに対するアドレス情報が存在しない」
とウィキペディアのCD-DAの項目に書かれている。
このことが関連しているのかも。


ハードの不調ならあきらめるしかない。
デスクトップ用のDVDドライブを捨ててしまったのを少し後悔した。

それでもしつこくEject、挿入を繰り返していると、なんとか読み込むことができた。

専用のリッピングソフトとして、Audexをインストール。
異常に読み込み速度が遅い。使っているうちに回復するだろうか?

またTrisquelが用意しているAudexはWav形式でのみ保存が可能となっている。
ただAsunderも一旦Wavで保存し他形式に変換するだけなので、手間が1つ増えるだけ。

作業の手順としては、
ノートのドライブを使って、Audexでリッピング。
VostroにFTP。
「サウンド変換」でFlacに。
EasyTagで画像を貼り付け。

読み込みに時間がかかるだけで、読み取り精度自体は問題ないようだ。

ただ、どうしても一部トラックがリッピングできないCDがあった。
盤面を見てみるとかなり傷が多い。

Icedaxコマンドを試してみた。普通にリッピングできた。
速度も早い。

$ icedax -device 1,0,0 -t 4+6 -B

4〜6トラックのみ指定。
-B オプションはトラックごとのファイルを作成するのに必須。
なおデバイス番号は
-scanbus
オプションで調べます。

ただし曲情報などは取得できない。
Icedaxで曲情報を取得するには。
https://senjounosantafe.blogspot.com/2018/10/blog-post_23.html


あんまりあっさりリッピングできたのでちょっと不安になり
CDParanoiaでも試してみた。何度かエラー終了してしまったが、なんとかリッピングできた。

$ cdparanoia -B "4-6"

プリエンファシスについて
https://senjounosantafe.blogspot.com/2018/10/blog-post_31.html


余談ですが傷ついたCDを読み取れるようにする方法を紹介します。
CDの表面はポリカーボネートで保護されている。非常に強度がありちょっと研磨剤で手磨きしたぐらいでは表面を整えることはできない。

じゃあなぜ傷つくの? と思っちゃいますが。


プラモデル用のクリアー塗料をCDの信号面に塗布します。小型のスプレー缶が便利でしょう。
完全に乾燥させてから、目の細かい研磨剤でピカピカになるまで磨きます。

読み取りが可能になります。
効果は一時的ですが、その間にリッピングをすませておけばよい。